!!! 来日応援原稿

 ほんっとにカッコイイし腰にクる。けど、自分のイヤ〜な部分を鳴らされたような絶望的な気持ちにもさせられるし、狂気というより殺気を覚える。ニュー・オーダーの“ブルー・マンデー”を初めて聴いた時に近い感じだ。セックスの匂いと暴力の匂いが地下室の残響の中から聴こえてくる。しかもラリッた夢遊病者のセミナーのような変な宗教性もあれば、自分達のベッドルームからこの音楽の引き金を引いてアメリカを簡単に潰しちゃうようなIQすら聴こえてくる。簡単にいうと、「コッチもナメられない、高級で変態極まりないダンスで応対しないと大変なことが起こってしまう」と気合いが入るジャンク・サウンド。リズムはラプチャーより気が抜けて間抜けだし、アメリカ潰しのメッセージはプライマル・スクリームより最初っから負けてる感じが臭う。でも、他のバンドが絶対に垂らせない汁を垂らす。要は、どのバンドより勝手なのだ。勝手にいる権利を手にしたいからロックを鳴らし、ロックを聴く。その意味で!!!は最狂にして最強だ。

 ライヴはアート性=感性とセッション性=肉体性の交配が奇跡的に上手くなされていた。多分、僕が観たライヴが奇跡だったんだろうと思う。日本ではどうかはわからない。でもこういうバンドは絶対に何かをぶっ飛ばしてくれるのだ、必ず。爽快なゲロを吐きまくって帰ってくのだ。だから来日が狂おしいほど待ち遠しい。

Last Update : 2004年07月29日 (木) 19:50


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