今日はZEPPでエレファントカシマシを観た。初ライヴである。
凄くいいアルバムを作った直後のライヴって、本当にいいもん観せてくれてありがとう、と心から興奮するものが多いんだけど、まさに今日のエレカシはそれでした。
本当にあり得ないバンドだなぁと思うのは、結成から27年目を迎えているバンドなわけで、そんなバンドがどうしてあんなにも「童顔」なのか――本当のルックスの話じゃないよ。バンドとしての空気や、実際のライヴから出てくる音の混ざり具合や、「人生という名の砂場で遊んでいる感じ」や、歌の説得力が自分のオヤジな部分にではなくガキな部分に触れていく感じや……何しろ凄く憧れてしまう生き方が鳴っているライヴだった。
何度か書いているんだけど、エレカシは僕がこの職業に就く前に、金を出してチケットを自分で取って、ワクワクしながら観に行ったバンドである。そんなバンドが今もこうやって活動しているどころか、とんでもない傑作アルバムを作っちゃったり、こんなにも「永遠」を感じさせてくれる、だけどちっとも物分りがよくはなくてむしろ狂気的なライヴを観せてくれたりすると、どうしていいかわからなくなるほど燃えてくるっつーか。自分が自分でよくて、だからもっと自分でいなければなあ、なんて思うのだ。
エレカシのアルバム『STARTING OVER』は、ファーストアルバムから原体験として聴き続けてきた者にとっても、誇らしい気持ちで最高傑作だと言い放てるアルバムです。是非、感じて。そして1月19日発売のMUSICAでの宮本さんとのインタヴューも、楽しみに読んでください。宮本さんは、音ができるとふらっと連絡をくれて、ふらっと事務所に聴かせにやって来てくれて、いろいろな話をしながら「やっぱ渋谷は慣れないなぁ、帰り道が嫌だなぁ」なんて言いながら帰っていくロック・アーティストで。そんなことは去年もあったんだけど、久しぶりにテレコを前に話し合い、心を込めて記事を書きました。読んでください。
ライヴが終わって、カメラマンの佐内くんとバッタリ会い、ちょっと話をしてから帰ろうとすると、ロビーの遠くにスタイリストの伊賀大介がいて。先日、伊賀君、結婚が発表されていたから、おおっこりゃおめでとうとからかわなくては!と猛然と向かおうとしたんだが、途中で横に奥さんの麻生さんがいることに気づいて、途端に照れてしまいぐるっと引き返して帰りました。この年になって、綺麗な好きな人を見ると照れてしまうのも相当気持ち悪いな、自分……と思うんだけど、こればっかりはしょうがない。きっと死ぬまで治らないだろう。というわけで、わけもわからなくこんなところで、「おめでとう伊賀君、あなたの奥さんのこと、僕、大好きでした」と告白したり。
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17時開演だったので終わったのが早く、ヴィーナスフォートで飯を食って帰った。あそこ今、フードコートがあって、そこの「バリ鳥」って店の「せせり焼き丼」と「ぼんじり串」がまぁ美味しくて、肉を噛んで味を体内に含んでいくのってこんなにもスペクタクルなことなんだって、改めて実感した。肉もスパイスもご飯も香ばしいというかソリッドというか、野趣溢れているんです。おすすめ。その「バリ鳥」の隣にあるカレー屋のハヤシ・ライスもフォンドヴォーこそ濃厚じゃなかったけど、食べていて楽しくなるような洋食屋の味だった。僕はハヤシライスが大好きなので(CoCo壱でもいつもハヤシにビーフカツ乗せだぜ)、今年初めてのハヤシを食った記念日になりました。
腹膨らませてご満悦で、ラジオをかけながら車で帰った。「なんか盛り上がって話し合ってるなあ、この人達」としばらく気付かなかったんだけど、その盛り上がって話し合っている中で一番盛り上がってはしゃいでいたのが、実は自分の声であることに気付いた。J-WAVEの「東京コンシェルジュの新春スペシャル」だ。自分が出演しているラジオやテレビはなるべくチェックしているが、それはあくまでもチェックであり、放送が始まる前から気構えてチェックする。しかし、こうやって何も考えずに、エンジン回したついでに聞こえてきたラジオで自分が話していても、それが自分だなんてわからないっつーの。
自分が話しているとわかったらわかったで、「レッドツェッペリンは必ず来日します。そう言い切ったほうが今年のロックが面白くなる」だの、「サッカー五輪代表監督の反町さんは、無類のポール・ウェラー好き(これマジ)」だの、勢い任せで喋り放題な俺は一体何なんだ!?状態を聴きながら、レインボウ・ブリッジを走る始末の悪さ。
美味しいもの腹いっぱい食べた後での僕のトークは、デザートというより、もう一回メインディッシュが間違えて運ばれてきたみたいでした、はい。今年は美味しい冷製デザートのようなトークもできるようになりたいっす。