2008/01/02 (水)

明けました




 今、箱根駅伝を見ながら日記を書いています。
 僕は18歳までのほとんどの時期を藤沢と鎌倉と戸塚で過ごしていたので、箱根駅伝はまさに「原風景」のオンパレードでかなり盛り上がります。ちなみに、第二区から第三区への戸塚中継所のすぐそばには自分が初めて入った「ラヴホテル」があったりしてさ、まだ「あの時代」はベッドはグルングルン回ってたんだぜ。自慢話に聞こえるかどうかは置いといて…………だって酔うんだよ、回転ベッドって。

 新年、まったりでもガツガツでもいいですが、楽しんでますでしょうか。
 明けましておめでとうございます。

 去年は、自分の人生の中で忘れたくても忘れられない思い出に絶対になるだろうと確信できるほどの挑戦を繰り返し、数え切れないエクスタシーとストレスと感動とフラストレイションを体験しました。まさかこの年で毎月毎月、ひと月の半分ほどを徹夜したりするとは思わなかったのでびっくりしているし、それでも毎週毎週チャート★コバーンの生放送がある金曜には、テレビカメラに囲まれることによって脱皮している気にもなったりして――仕事によって眩暈を起こしながら、仕事によってたえず人生に手を差し伸べてもらっているという、ワーカホリックとしては理想的な(笑)1年を過ごすことができました。
 今年のテーマは「ちょっとは吸おうじゃないか」です。もちろん、息をです。去年はあまりにも吐きっぱなしだったもんで、殆んど吸ってないんだよね。このままだと調子は悪くなるし、伝えられるものも伝わらなくなると思うので、吸ってかなきゃと思ってます。

 日記から遠ざかっていたので書かなかったんですけど、今年の暮れには信じられないぐらい素晴らしいライヴを畳み掛けるように観て、想いっきりリフレッシュしまくっていました。たとえば「くるりのパシフィコ横浜」や「ラルク アン シエルのさいたまスーパーアリーナ」や「KEMURIのzepp東京」や「ブラフマンのSHIBUYA AX」や「エゴラッピンの東京キネマ倶楽部」など、12月だけでもなかなか体験できないような夢の瞬間を感じるライヴに参加できて、なんかさ、それだけで1年間の褒美をもらったような気になるんだよね。きっと同じような気持ちを、それぞれの街にやってきた、それぞれのアーティストのライヴから抱いた人も多いと思います。
 新年からうざい話で申し訳ないんだけど、ひとりっ子で友達も少なくて、とても残念なんだけどなかなか人を信用できない性格なもんで、だからこそこんな仕事をやっているというか、だからここまで音楽に執着して生きています。
 僕は「誰が好き」、「誰の音楽が好き」という考え方に興味があんまり向かないし、音楽が好きだから誰かを信じられたり好きになるという順番の中で生きています。なもので、何しろ自分のために音楽を聴いてくれと。いろいろ聴いてくれと。その中で気に入らないものがあったとしても、笑って過ごしたり本気で怒ったり、自分の生理の中でカタをつけて、また他の音楽を聴いてみようよと。そんなことをしているとだんだん、自分の音楽がわかってきて、それを軸にさらにいろいろ聴きたくなるから――そう言いたいんです。

 音楽は衣食住じゃないと人はよく言います。
 確かにそうだ、だって音楽は音楽だから。
 でもさ、飯だって何日間か食わなくなって問題ないじゃない。
 でも、飯はその飯が自分にとって絶対なメニューじゃなくっても、昼だからとか夜だからとか言って、食べるでしょ。で、不味かったら不味かったで不味かったと思うけど、それでも次の日の朝か昼にまたご飯を食べるでしょう。
 音楽だって同じだって。
 いろいろな人が自分の多くを捧げて1曲1曲を作って、そんな存在に値する音楽がいっぱいあって、耳に合わないものもあるけど、いろいろ聴くと自分の耳に合うものはいっぱいあって、しかも自分の「耳が肥えてくる」なんてこともあるんです。
 しかも「ラーメンばっか食ってきたけどさ、俺はやっぱとんこつ醤油だな」みたいな、自分にとっての「定点」の音楽を見つけることもできて、おい、すげえ楽しいぜ音楽をいろいろ聴くのは。マジで。

 僕は今年もいろいろ食いまくって、ほら、こんなふうに生きていきます。



 でもこの高くそびえる回転すし皿オブジェと同じように……いや、こんな皿じゃ物足りねーな。もっともっといろいろな音楽を絶対に今年以上にさらに聴いて、そして綴ったり喋ったり表わしたり怒ったり笑ったりしていきます。
 書店へ行けば毎月FACT発行の雑誌「MUSICA」で。
 ラジオをつければ毎週JFN38局放送の「discord」で。
 CSに入れば毎週スペースシャワーTVでオンエアの「チャート★コバーン」で。
 関西地方の方は毎週関西テレビでオンエアの「ミュージャック」で。
 モバイルで音楽貪る場合は毎日新しいロック・モバイル・メディア「ROCKS」で。
 CDショップ行けば、いろいろなフライヤーやフリーペーパーでも書きまくっています。
 どっかでやたらめったら熱く語りまくっているかもしれません。
 もちろん、この日記でも――。

 今年もよろしくお願いします。